豪州ソリューションズという会社を立ち上げて約5年、昨年まではオーストラリアでチャレンジする日本人選手のサポートをメインで行ってきましたが、今年からはTFIという会社とパートナーシップを組み、オーストラリア人選手のマネージメント業務も開始しました。以前も何回かこのブログでもご紹介しましたが、TFIでは選手のマネージメント業務だけでなく独自でサッカーアカデミーを運営しており、今回はこのアカデミー生を連れて、タスマニアのホバートへサッカーツアーへ行ってきました。

今回の参加者は、15歳から22歳までのオーストラリア人選手20人で、、約半数がAリーグのユースチームでプレーする選手からNSWプレミアリーグ、スーパーリーグでプレーする選手、その他も地元の強豪プレーする選手で構成されており、タスマニアのトップリーグである、ビクトリアリーグに所属するチームと、7日間で6試合を行うというハードな日程が組まれました。


ホバート到着後、宿に荷物を降ろして早速試合会場へ移動。今回の試合会場は1試合以外は全て、タスマニアサッカー協会本部があり、つい数週間前にはNPLの決勝も行われたKGVパークで行われました。ビクトリアリーグでプレーする韓国人選手3人もこのツアーに合流し、TFIのチームの一員として7日間プレーし、オーストラリア人プレーヤーとの親交を深めました。

今回、このツアーのマッチメーキングを行った韓国人のジンさんです。現在ホバートに滞在中のジンさんですが、韓国サッカー協会のスタッフでもあり、2015年のアジアカップの韓国代表のオーストラリアでの事前キャンプの手配も、彼が担当する事が決まっています。元Kリーグプレーヤーだけあり、40代後半という年齢にも関わらず、今でもサッカーの実力はピカイチです。

TFIのスタッフ3人と、ジンさんとのショットです。季節的には夏にも関わらず、この時の気温は9度という寒さでした。

初日の試合前の様子です。人工芝のピッチ状況は最高!そしてネット上で全ての試合の生配信が行われるという事で、ストレッチにも気合が入ります。

このツアーでは、ビクトリアリーグの今年のチャンピオンであり、各州のチャンピオン同士で戦うNPLでは、惜しくも決勝で敗戦したSouth Hobartと2回対戦し、2戦とも勝利を収めました。この勝利の模様は、地元の新聞、そしてサッカー関連のWEBサイトでも大きく報道されました。
このツアーの模様を詳しく扱っているWEBサイト www.walterpless.com.au

普段は違うチームでプレーするメンバー達なだけに、即席チームでどれだけビクトリアリーグのチームを相手に試合ができるか心配した部分がありましたが、そんな心配を吹き飛ばしてくれるぐらいのパフォーマンスを連日披露、このツアーを4勝2敗という成績で終えました。

South Hobartを相手にハットトリックを記録したマイケル・アメッド。来シーズンはNSWプレミアリーグのBlacktown Spartandsでプレーする事が決まっています。

16歳ながら、Aリーグのセントラルコーストマリナーズのユースチームでプレーするアンソニー・フリンジ。

丘の頂上にある、ジンさんの自宅のリビングルームからの夜景。2日間ここでお世話になりました。

日曜日にはジンさんに招待され、彼が通う韓国系のキリスト教会の礼拝に参加しました。今回の参加者の半数はイスラム教徒で、もちろんキリスト教会の礼拝は殆どが初めての参加でしたが、皆楽しんでいる様子でした。


タスマニアサッカー協会の幹部を始め、ヴィクトリアリーグの多くの関係者も連日、試合を観戦しに訪れていました。

現在ヴィクトリアリーグでプレーする、元Kリーグ選手です。Kリーグでプレーしていただけに、ヴィクトリアリーグのレベルには少し物足りないと言っていましたが、ホバートでの生活をとても気に入ってるとの事です。
来年は韓国ツアーを予定しており、Kリーグのチームとも練習試合を行う予定です。
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達