正式名、SUPA IGA NATIONAL PREMIER LEAGUE MEN'S 2、通称、NSWスーパーリーグでプレーする日本人選手の試合を観に行ってきました。
MT Druitt Town Rangers でプレーする堀滉二郎。プレミアリーグ練習参加時に怪我をし、このクラブはシーズン途中からの参加からの契約となりましたが、練習参加した時点では、クラブ側が彼と契約に必要なだけのポイントが余っていなかった為、3人の契約選手を削ってまで契約したという位の、Aリーグの言葉を借りると、このクラブのMarquee playerです。
Sydney University SFCでプレーする塩沢アレックス。名前からも分かる通り、日本とオーストラリア人のハーフですが、大学卒業まで日本で生活していた為、今年がオーストラリアサッカー1年目です。昨年末約2週間オーストラリアに来た際に練習参加した、2つのプレミアリーグのクラブと、2つのスーパーリーグのクラブから興味があると言われましたが、色々な事を考慮し、今年はSydney University SFCでプレーしています。
堀滉二郎の特徴は、豊富な運動量と、卓越した身体能力、球際の激しさ、といったところです。昨シーズン、Malconi Stallionsでプレーしていた時には、シドニーFCの関係者が彼のプレーを見に来たぐらいの、高いクオリティーを持った選手、プレシーズンの怪我さえなければ間違いなくプレミアリーグでプレーしていた選手だけあり、、この日も攻守に渡って、周りとは格の違ったプレーを見せていました。
朝から降り続く雨でピッチが滑りやすい中、残り1節を残して降格争いをしているMT Druitt Town Rangersと、プレーオフへの望みがまだあるSydney University SFCの戦いは、序盤から激しい肉弾戦となりました。
堀の特徴がよくわかるシーン。ドリブルをしている黒人選手に体を入れてボールを奪取したところ、相手は堀の体を掴み、プロレスでいうボディースラムのような形で片手で地面に叩きつけました。
アレックスの特徴は、身体能力の高さ。特にスピードの速さは、北海道の強豪である道都大学サッカー部でも断トツで一番だったというだけあり、時折見せるオーバーラップ時のスピード、そして守備時のディフェンスラインの裏へのボールへのアプローチの速さは、抜群のものがあります。
堀のPK等で2点を先行したMT Druitt Town Rangersですが、後半にSydney University SFCが巻き返し、2-2の引き分けとなり、両クラブの降格、プレーオフ進出の運命は、最終節まで持ち越しとなりました。
試合後に歓談する2人。最終節に向けて、両者とも負けられない戦いが続きます。
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達
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