AFCチャンピオンズリーグのベスト8を掛けたWestern Sydney Wanderesとサンフレッチェ広島との一戦。前回の川崎フロンターレーの帯同に引き続き、今回は現地渉外担当責任者というポジションで、サンフレッチェ広島の4日間のシドニー滞在を帯同させて頂きました。
周りのコーチ陣は厚着なのに、相変わらず私は薄着です(笑)。
川崎フロンターレーの時もそうでしたが、サンフレッチェ広島の選手も、半分以上が名前も初めて聞く選手だったので、初日はずっとアイパッドを片手に、選手の顔と名前を憶えていました。
ウォーミングアップのボール回し。これだけ見ても、Jリーガーは半端じゃなく上手いですね!って一緒に見学していた強化部マネージャーに感想を述べたところ、広島のボール回しはJリーグのチームの中でもレベルが高く、新加入選手が初めて練習に参加する際に、レベルの高さに驚くとの事でした。その中でも、青山選手や高萩選手はボールタッチ、コントロールが群を抜いていました。
前回の川崎フロンターレー帯同時の現地通訳のポジションとは違って、今回は現地渉外担当責任者という事で、試合前、試合後の記者会見の通訳の仕事は無し。それだけでも相当肩の荷が降りました。今回はベスト8を掛けた戦い、そして小野伸二選手のウエスタンシドニーワンダラーズでの本当のラストゲームという事で、メディアの注目度も相当高く、試合前日の記者会見から、日本のメディアもかなり多く見られました。丁度試合の前日、ブラジルワールドカップの日本代表メンバー発表があり、サンフレッチェ広島も代表候補が数人いるという事で、日本、そして現地の日系メディアもホテルのロービで待機し、Youtubeのライブストリームでザッケローニ監督のメンバー発表会見をチェックしていましたが、青山という名前が呼ばれた瞬間、一緒にロビーで放送をチェックしていた森安監督を始めとするコーチ陣からは『よっしゃー!』という歓声が上がりました。
この時のロビーでの盛り上がりは凄かった!
そして試合前日の夜、サンフレッチェ広島の10番、高萩洋次郎選手とホテルのロビーで30~40分程ですが、お話をする機会がありました。高萩選手、海外でのプレーに興味があるらしく、Aリーグでのプレーもかなり興味があるという事で、こちらでの生活、サッカー事情等の話をし、連絡先を交換させて頂きました。この他にも韓国代表のファン・ソッコ選手や森安監督を初めとしたコーチ陣、スタッフの方と、色々な方とお話する機会があり、数々の裏話も聞くことができました。
そして試合当日。試合前にソーリー前山が、地元テレビの取材を受けました。もちろん全て英語でのインタビューでしたが、オンエアーされるのでしょうか?
試合内容、結果はご存知の方も多いでしょうので、ここでは省かせて頂きますが、とにかく試合を通じて、ワンダラーズの絶対勝ってやろうという気迫が、ヒシヒシと伝わってきました。
日本からのサポーターも数十人ですが、応援に駆け付けていました。
そしてハーフタイムには、私が運営するサッカースクールの子供達がピッチでミニゲームを行いました。この子供達には、いつかは選手としてこのピッチの立ってほしいですね。
こんなチャンスも滅多にないので、とりあえず記念撮影(笑)。
広島のスタッフ、コーチの方達と一緒に試合を観戦させて頂きましたが、前回の川崎フロンターレー同様、今回も本当にサンフレッチェに勝ってほしかった!
試合終了間際の、小野伸二選手の表情。
試合後のミックスゾーンで、アッピア、シャノンと撮影。アッピアは去年のワンダラーズのオフシーズン時に、豪州ソリューションズの日本人選手とトレーンングをしていたただけあって、個人的にも仲がよく、シャノンも、森安洋史選手がシドニーFCでプレーしていた頃から知っている選手です。
Jリーグチャンピオン相手の勝利、そして本人もこの試合のMVPを獲得しただけに、小野選手も普段以上の笑顔!
小野伸二選手のラストゲームだけあり、会場の外では多くのファン達が、彼を待っていました。
そしてWestern Sydney Wanderesから豪州ソリューションズへ、小野選手のパネルがプレゼントされました。
この日観戦に来てた日本人選手達とパネルを前にして記念撮影。このパネルは選手寮に飾ってあります。
という事で、またまたとてつもなく貴重な4日間の体験をさせて頂きました。次に日本のチームがシドニーに来るのは来年1月のアジアカップの日本代表チームですが、この時にもまた素晴らしい仕事をさせて頂ける予定なので、今からエキサイトしています。
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達