NSWプレミアリーグ最終節、当ブログで取り上げている日本人選手では、Blacktown FCに所属する宮澤龍二、そして Sydney United58に所属する山内祐一が、上位5位チームまでに与えられるプレーオフ出場圏内にいます。
この最終節の勝敗に関係なく、Sydney United58はプレーオフを既に決めていますが、1節を残し5位に位置するBlacktown FCは、6位のMarconi Stallions FCと勝ち点が僅か1点差という状況。この最終節の相手であるManly United FCに勝てば無条件プレーオフ進出を決めますが、引き分けか負けの場合、Marconi Stallions FCの結果次第ではプレーオフに進めない可能性もでてくるだけあって、Blacktown FCにとっては絶対に勝ちが欲しい試合となりました。
それにしてもこの時期なると、どこの会場に行っても天然芝のグラウンドは芝が所々剥がれ、デコボコな状態。シーズン開幕当初の華麗なパスワークサッカーを見せていたBlacktown FCのサッカーも、このピッチ状態では見る影もありません。もちろん相手のManly United FCも、チャンスといっていいチャンスを殆ど作れず、両チームとも得点の匂いがあまりしないまま、時間だけが過ぎていきます。
今シーズン、ほとんどボランチとしてプレーしながらも7得点を挙げている宮澤。この試合もディフェンスラインの前でプレーしている時間が長く、攻撃に絡むシーンは殆ど見られなかったのですが、彼がゴール前に上がった際にはチャンスになる事が多いだけに、もっと前でプレーした方が、チームにとっても攻撃にリズムが生まれてくると思うのですが。
体が一回り大きいオージーを相手にも、特にフィジカル面で苦労している事はないと言い切る宮澤。ヘディングも決して競り負けていませんでした。
他会場で行われているMarconi Stallions FC対Bonnyrigg White Eagles FCは、90分を過ぎた時点で0対0のスコアレス。この状況でいけばBlacktown FCのプレーオフ出場が決まる状況ですが、何が起こるのかわからいのがサッカー。なんとロスタイムにMarconi Stallions FCが得点し、1-0のまま試合終了。Blacktown FCもスコアレスのまま試合を終え、まさかのプレーオフ出場権を逃す結果となってしまいました。
まさかの今シーズン終了のホイッスルを聞いた後の宮澤。戦力的には十分優勝を狙えたメンバーだっただけに、悔しさが残るシーズンとなりました。
オーストラリアにサッカー留学中の大学生の林君(左)と高校生の駒崎君(右)も応援に駆けつけました。
2013シーズンが終了した宮澤ですが、だからといって休んでいる余裕はありません。試合の次の日、早速サッカーアカデミーのトレーニングに参加しました。
前日試合したのにも関わらず、それを感じさせない敏捷性をトレーニングで見せる宮澤。
そして久々に登場のこの男も、さらなる上のレベルでプレーする事も目標に、アカデミーでトレーニングに励んでいます。
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達
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