NSWプレミアリーグを最下位で終了したParramatta FCと、来月から始まるニューシーズンよりAリーグに参戦するWestern Sydney Wanderesとの一戦は、Western Sydney WanderesのホームグラウンドであるParramata Stadiumで行われました。日本人選手は斉藤晃義と野本将樹がスタメンで出場です。
Western Sydney Wanderesは主力メンバーを何人か休めて、トライアル生と若手メンバーでゲームに臨んできました。正直、Western Sydney Wanderesのスタメンで名前を言えた選手は3人位で、残りは初めて見るような選手ばかりでした。今シーズンのNSWプレミアリーグでのParramatta FCの試合を10試合近く見ている僕にとって、Parramatta FCとは常にディフェンシブなチームであり、ボールボゼッション率が良くて40パーセント、悪いときは30パーセント以下になる位の戦いをしてきただけに、Aリーグのチームを相手に虐殺されないかと心配をしてましたが、いざ試合が始まってみると結構互角ない試合をしているではありませんか!(ちょっと贔屓目に見て)
そして前半も残り1分を切った所で、
と思いきや
オフサイド???????
Just moments before the half-time whistle Parramatta received a free-kick on the right hand side, 30m out from goal. After the cross kick was sent in, the Wanderers were able to clear but Parramatta defender Akiyoshi Saito hit the ball firmly with his left boot and after a slight deflection it sailed past Wanderers Goal Keeper Jerrad Tyson into the back of the net. After a consultation between the referee and linesman it was called offside and the score remained at 0-0 as both side’s then entered the rooms as the half-time whistle sounded.
Western Sydney Wanderesのマッチレポート全文
味方のユニフォームにちょっとかすった位で、球のコースが変わったわけでもなかったので、この判定に観衆は大ブーイング。
そして後半に入り、一瞬の隙を突かれて失点。
この試合、トライアル生としてWestern Sydney Wanderesの中盤でプレーしたYoussouf Hersiという選手、オランダのAjaxや、ギリシャのAEK Athensでプレーした経歴を持ち、オランダの21歳以下の代表歴もあるという事なのですが、この試合を見た限りでは、同じ中盤でマッチアップした斉藤晃義の方が、全然パフォーマンスが上でした。(贔屓目で見なくても!)しかも火曜付けの記事で契約の発表があったという事は、この試合パフォーマンスで契約をしたって事ですよね?もちろん、チーム内の事情やらエージェントとの関係やらはあると思うんですが、一度位、斉藤や宮澤、山内といった中盤の選手を練習に呼んでもよかったのではないでしょうか?数週間前にソーリーが Western Sydney Wanderesの監督であるポポビッチに日本人選手を売り込みに行った際には、
『以前、どんなレベルでプレーしていたかは関係ない。現在のパフォーマンスで獲得を決める』
的な発言をしていたのに、獲得した選手は、結局名前先行の選手ばっかり。
と若干愚痴ってしまいましたが、こちらのサッカー界も政治力というものが大きな比重を占める為、なんとかそこに食い込んでいけるように頑張っていくしかないですね。
今週末は、NSWプレミアリーグのファイナルシリーズ2節目、Blacktown FCと Sydney Olympicの試合に応援に行ってきます。日本人選手も出場予定なので、シドニーにいる日本人の方は是非応援に駆けつけてあげて下さい!
最後に、今まで突撃レポーターとしてこのブログの数多くの動画に出演してくれたソーリー前山氏が、昨日、日本に完全帰国しました。今までお疲れ様でした。来シーズンは、彼に代わり新しい突撃レポーター予がデビュを予定していますので、ご期待を!