このブログでは通常、NSWステイトリーグでプレーする日本人選手の活躍を中心にお伝えしていますが、その下のカテゴリーにあたるアマチュアリーグでも、多くの日本人選手がプレーしています。
今回はGranville District Premier Leagueというローカルリーグでの日本人対決を、取材しに行ってきました。
Rydalmere FCで左サイドバックでプレーする池田祐介君。オーストラリアに来てから怪我続きで、1ヶ月前に練習参加したNSWステイトリーグのディビジョン1に所属するクラブからオファーを貰うものの、残りのシーズンはRydalmere FCでプレーする事を決めました。
Rydalmere FCの司令塔、山本耕作君。現在29歳で東京で会社員として働いていますが、8週間の有給を取りオーストラリアへ渡航。日本では中央大学サッカー部出身で、2年からAチームでプレーしていたという実力の持ち主。中央大学の先輩である中村憲剛にそっくりの体型、プレースタイルで、本人も勿論意識しているとの事。NSWプレミアリーグでも即通用するぐらいの実力を持っていますが、登録期間の関係で、普段はNSWステイトリーグのクラブのトレーニングに参加しながら、週末はこのクラブでプレーをしています。
The Castle Hill RSL Soccer Clubのセンターバック、元プロキックボクサーの芝田二郎君。東京都1部リーグでのプレー経験もあり、キックボクサーだけあり、オーストラリア人のフィジカルにも負けないプレースタイルが魅力です。
The Castle Hill RSL Soccer Clubの司令塔、東京出身の水野雄太君。東京のサッカー強豪高校である、保善高校で10番を背負っていただけあり、かなりのテクニシャン。NSWステイトリーグで十分プレーできる実力を持っていますが、今回のオーストラリア滞在の目的が、サッカーを通じてローカルの友達を作るという事で、あまりガチのサッカーをして怪我したくないという事で、このクラブでプレーする事になりました。
このDistrict Premier Leagueですが、カテゴリー的にはNSWステイトリーグの下に属するものの、クラブによってはNSWステイトリーグのクラブに匹敵する位のレベルの高いサッカーをしているところもあります。NSWサッカー協会が主管する、セミプロ、アマチュアクラブが参加するカップ戦では、District Premier LeagueのクラブがNSWステイトリーグのクラブに勝つ事も普通に起こります。
実際、The Castle Hill RSL Soccer Clubに関しては、上の画像のように、ローカル新聞に試合の記事、結果が頻繁に載るぐらい大きなクラブで、大きな試合になると400人程度の観衆も集まります。
The Castle Hill RSL Soccer Clubのクラブを率いて20年以上になるという監督さんです。The Castle Hill RSL Soccer Clubでプレーする2人(芝田二郎、水野雄太)の事を、プレーだけでなく、人間的にも素晴らしい、と称賛していました。
そしてこの試合、日本人選手が4人プレーする事で、なんとParramatta市の市長さんにまで、観戦に来て頂きました。Parramatta市と言えば、小野伸二選手がプレーしていたWestern Sydney Wanderesの本拠地があり、Wanderesの人気の火付け役となった小野選手に対して、感謝の意味を込めてのメダル授与が行われた時のものが下の画像です。
この試合に出場した日本人選手4人での記念撮影。今後は、こういったローカルリーグでプレーする日本人選手もドンドン取材していく予定です。
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達
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