来年3月からシーズンが始まるNSWステイトリーグですが、新戦力補強の為、既にトライアルを開始しているチームもあります。
一昨日、NSWステイトリーグ、スーパーリーグの所属するチームが僕が住んでいる街のパークでトライアルを行うという事で、見学に行ってきました。
このトライアルには、ソーリー前山の案内のもと、1人の日本人プレーヤー(通称:S)が参加しました。今年で30歳になるこの彼、以前中田英寿氏とも同じチームでプレーした事があるという経歴の持ち主ですが、約10年間サッカーをしておらず、自分がどれだけオーストラリアの高いレベルで通用するかを確かめたいという事での今回のチャレンジでした。
基本的にオーストラリアの一般トライアルは参加費もかからず、レベルに関わらず誰でも参加できるという事で、結構な人数が集まります。この日もトライアルが行われたパークには、約70人位が集まりました。
この日のトライアル形式は、11対11のゲームです。ただしグラウンドの関係で通常の4分の1の広さでゲームが行われた為、プレーヤー達はかなりやりづらそうな感じがしました。
約1時間に渡ってゲームが行われた後は、とりあえず今日合格したプレーヤーの発表です。70人の内、20人位は選ばれていたでしょうか。この20人からさらに数は絞られ、最終的に契約に至る選手は、ほんの数人といったところです。
今回参加したSは、残念ながら合格となりませんでした。さすがに10年間まったくサッカーをやっていなかった為、オーストラリアサッカーの激しさになれるにはまだ時間が掛かるといった感じですが、ゲーム後の彼の表情からは、サッカー選手として再びチャレンジしてやるぞ、という決意の表れがうかがえました。
今後もトライアルの様子をお伝えしていきます。
ソーリー前山(右)と、シドニーFCの選手であるAlex Brosqueの弟、Damian Brosque(左)とのツーショット
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達