昨年4月より、シドニーにサッカーチャレンジ&語学留学に来ていて遠藤直裕君ですが、1年の留学を終え、来月日本へ帰国するという事で、インタビューを行いました。
1年間のオーストラリア生活を振り返ってみて、どうでしたか?
一言で言えば、めちゃめちゃ楽しかったです。その一言に尽きるんですけど、サッカーの面では思った以上のサッカーの質の違い、日本のサッカーのレベルの高さを感じました。オーストラリア人が決して下手という訳ではないのですが、日本人よりも、本能的にプレーしている部分がある、頭を使うサッカーではなく、自分たちの特徴である、パワーとスピードに依存しているサッカーをしていると感じました。
遠藤君は昨シーズン、NSWプレミアリーグの某チームと契約をしたものの、怪我などもあり、結局公式戦ではプレーできなかった訳ですが、実際、NSWプレミアリーグの練習に参加してみて、個人のレベル、そしてチームのレベルをどう感じましたか?
僕自身、ディビジョン2,1、スーパーリーグ、プレミアリーグと、NSWステイトリーグのすべてのカテゴリーのチームに参加したのですが、プレミアリーグの選手になると、体つきが他のカテゴリーの選手と違います。技術的に高い選手もそこそこいる。練習後にもプロテインを飲むし、体調管理をしっかりしている印象を受けました。僕が所属していたチームは若い選手が多く、一番仲良くしていた黒人選手は、今、小野信二選手が所属しているWestern
Sydney Wanderesでプレーしているのですが、技術的にはまだまだ荒削りだけど、とにかく速い!日本のある程度のレベルで高校、大学とプレーしてきた選手は、こちらのプレミアリーグでも、技術的なものはぜんぜんやれると思います。ただ、日本とオーストラリアでは、ファールをとる基準が違って、極端に言うと、後ろから完全に押し倒されてもファールにならない事もあるし、玉際が激しいので、怪我をする確率も高い、それとオーストラリアの選手は、良い意味でも悪い意味でも、戦う気持ちがプレーに表れる。そういった、日本では経験できなかった事を多く経験できました。
語学について
語学学校には4ヶ月通いました。来たばかりの頃は、もちろん英語はぜんぜんしゃべれなかったのですが、語学学校に世界各国からの色々な留学生がいて、いろんな出会いがあり、ヨーロッパ、南米、アジアの国の友達ができました。授業の後や週末は、主に南米からの留学生とビーチに行ったり、パーティーしたり、楽しく過ごしました。日本語より英語を使う時間が多かった為、英語でのコミュニケーション能力もかなり伸びたと思います。そしてラッキなーことに、ヒュージャックマン主演の映画のエキストラの仕事に就くこともできました。今後も継続して英語を勉強して行きたいと思っています。
海外留学を考えてる人へ一言
僕の場合は、典型的な日本人が歩む道を歩んできた人間で、高校を卒業して、4年制大学を出て、普通に一般企業に就職ましたが、もともと海外での生活に興味があった為、3年で会社を辞めてシドニーに来ました。とりあえず就職したのは、日本の社会を知りたかったからで、こちらに来てみて、人生に対する考え方、価値観が180度変わりました。日本では働くことが正義だけど、こっちではそうではない。人生で重要な事はなにか、という答えを見つけられたと思います。。他にもいろいろな経験をし、語りたい事もたくさんありますが、今日はここまでにします。
オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達
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